タランチュラと言うとほとんどの方が、大型の毒クモと答えると思います。
でもクモは全て毒を持っているので、タランチュラだけが毒を持っている訳ではありません。
確かにクモの中でも大型でしかも獰猛ときたら、ペットとして飼おうなんて思う方も少なくないはずです。
しかし、実際はあまり手が掛からないので、タランチュラを飼育している方も結構いるのです。
目次
タランチュラとは一体どういうクモなのか?
まず、タランチュラとは一般的な俗称であって正式名称ではありません。
このタランチュラは、オオツチグモ科に属するクモになります。
基本的にはこのタランチュラと呼ばれるクモは、地球上でも温暖・熱帯的な気候の所に多く分布しています。
北アメリカ南西部~南アメリカ・熱帯アジア・地中海地方・熱帯アフリカ等に多く生息しています。
また、生息地などで4タイプに分類されています。
ツリースパイダー
南米やアジアに生息している種です。
樹木の上で生活するタイプにあります。
ただし、足が異常に早いので、ペットして飼う場合には脱走には気をつけたいタイプです。
バードイーター
南北アメリカに生息する種です。
地表面で生活するタイプのクモで、比較的おとなしい性格の種も多いのでペットとして飼うには扱いやすいです。
バブーンスパイダー
アフリカに生息する種です。
地中に巣を作るタイプのクモで、色彩はかなり地味なタイプです。
極めて成長が遅く、10年近くかかると言われています。
アースタイガー
アジアに生息する種です。
地中又は半樹上での生活するタイプになります。
極めて狂暴な種ですが、青色の体色が美しいタイプの物も存在しています。
タランチュラが成長するのに脱皮の頻度と掛かる時間はどのくらい?
タランチュラは脱皮を繰り返しながら大きく成長していくタイプになります。
タランチュラの脱皮を行う際には、腹がいっぱいになるまで食べまくります。
絶食期間があって、それから脱皮に移ると言うパターンになります。
タランチュラは幼少体の時には1カ月に一回程度の脱皮をします。
一回の脱皮にかかる時間は、数時間程度とみられています。
成長体になるまでは脱皮を相当回数こなす事になります。
また、成長体になってからも脱皮はしますが、種類によっては数ヶ月単位で絶食を行ってから脱皮に入る事もあります。
タランチュラは脱皮をする時は必ず仰向けになって行う為に、息絶えたように感じてしまう方も多くいますが、静かに見守ってあげてください。
成長体になってからの脱皮には丸1日時間を費やすケースも稀ではありません。
またメスのタランチュラの生態が不明な点も多くあるので、脱皮した皮を研究所等に送る事で生態の解明につながる可能性があるのです。
まとめ
タランチュラの種類と脱皮の頻度や回数について紹介してきました。
タランチュラはかなりの猛毒と言うイメージがありますが、これは昔映画の題材としてタランチュラが扱われた事によって猛毒があると誤解されてしまっている様です。
実際は噛まれればかなり痛いようですが、命を落とす事は無く噛まれた所が痺れたり腫れたりする程度と言われています。
もしペットとして飼う機会があれば、脱走さえ気をつければ飼いやすいともいわれているので、考えて見てもいいのではないでしょうか?
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