蜘蛛にはたくさんの種類がいますが、中でも見ると珍しく感じるのは背中に大量の子供を乗せている蜘蛛です。
すごく特徴的で、印象に残っている人も多いようです。
この蜘蛛について触れていきましょう。
コモリグモ
背中で子供を育てる蜘蛛はコモリグモと呼ばれています。
コモリグモについて詳しく触れていきましょう。
コモリグモの名称
今ではコモリグモと呼ばれていますが、元々は「ドクグモ」と呼ばれていたようです。
南ヨーロッパに生息している大型のタランチュラコモリグモが恐れられていることもあり、猛毒を持っていると信じられていたからです。
ですが、研究が進み毒は微弱であると分かったので名前もコモリグモに改名されたようです。
英名
コモリグモの英名はオオカミグモです。
理由としては、網などを張らずに巧みに狩りをすることから付いたのではないかと言われています。
コモリグモの特徴
他の蜘蛛と違った特徴を持っているので、それについて触れていきましょう。
卵のうと共に過ごす
一般的な蜘蛛は卵のうを巣に置いたままが多いです。
蜘蛛がいないのに卵のうだけあるのを見たことがある人も多いと思います。
コモリグモは、卵のうを腹部にくっ付けて生活をしたり、巣で保護をします。
生まれた子供を背中で育てる
コモリグモは卵から子供が生まれると、腹部の背面で背負います。
これがコモリグモの1番の特徴とも言えるでしょう。
この生活は子供の蜘蛛が自分の力で生きていけるようになるまで続きます。
他の蜘蛛には見られないので珍しいと感じますが、このような習性はサソリ類にも見られる特徴です。
まとめ
背中に子供の蜘蛛を背負っているのは、コモリグモと呼ばれる蜘蛛です。
コモリグモは子供が生まれる前の卵のうの時から、腹部にくっ付けて生活をします。
子供が生まれると、ある程度成長するまでは背中に背負って生活を続けます。
元々は猛毒を持つと思われていたため「ドクグモ」と呼ばれていましたが、たくさんの子供を背負って育てる母性に満ちた習性も含めてコモリグモと呼ばれるようになりました。
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