片付けしようと家の裏にある物置などへ向かっていると何かが顔にベタっとついたとか、自転車で走っている時に細い路地へ入ったら蜘蛛の巣が張ってあったなど困った経験をした事がありませんか?
蜘蛛は直接人に攻撃をして来ないのに、何かと嫌われているのは何故か?
実際に蜘蛛の事を全てを知っていると言う人は少ないと思います。
何故、蜘蛛の糸はベタベタしているのか?
巣を作る意味って何か?
口はどうなっているのか?
蜘蛛はどの様に見えているのか?
そんな小さな事ですが、蜘蛛についての疑問を調べてみました。
蜘蛛の糸や巣の疑問
あちこちで見かける蜘蛛の巣はどの様にして作られ、どんな構造をしているのか知っていますか?
ほとんどの人は気持ち悪いから良くみた事が無いと思います。
じっくりと観察してみると実に面白い事に気付きます。
蜘蛛の巣の構造
真ん中から放射線状に張られた糸を縦糸、縦糸から直角に張られた螺旋状の糸を横糸と言います。
巣の中心に横糸はありませんが縦糸が交わる所には縦横に絡んだ部分があり、そこを『こしき』と呼びます。
蜘蛛はこの、こしきに通常はいます。
網の外側に縦糸を張る為の糸があり、それを『枠糸』と言います。
蜘蛛の巣はベタベタしていて虫などが着きやすくなっていますが、実は縦糸には粘りがなく粘りがあるのは横糸で横糸に数珠の様な球体があります。
蜘蛛の糸の成分は?
糸の成分の多くはアミノ酸やタンパク質と言われています。
蜘蛛の糸はナイロンより劣るが2倍の強度があると言われており、また引っ張る張力は骨や腱、ゴムなどよりも強いと言われています。
蜘蛛の口や眼の構造
蜘蛛の目はハエなどとは違って何個もあるけど見え方に違いがあるのかな?
なんて思った事はないですか?
2個と答える人もいれば4個だったり6個だったりと人によって言う数が違います。
実際はどうなんでしょう?
蜘蛛の目の構造
蜘蛛の目を良く見ると大きな目の他に小さくポツポツとあります。
そのポツポツも蜘蛛の目だって事は知っていますか?
蜘蛛には目が8つあり全てが単眼と言われています。
単眼とは小型で単純な構造のレンズ眼の事で、物を見ると言うより明暗に反応する眼の事です。
なので蜘蛛は明暗に反応するけど、他に関してはボヤっと見えている程度と言われています。
虫の目には単眼と複眼と言うのがあり、ハエやトンボなどは複眼で網目模様で仕切られ1つ1つが目として機能しています。
それに対して蜘蛛は全てが単眼で、図形としての認識が出来ません。
ですが明暗に反応し、素早く脳に伝達する機能に優れています。
蜘蛛が網を張って餌を待つのはその為なのかも知れません。
蜘蛛の口の構造
蜘蛛の口器の特徴は鎌状になった鋏角(きょうかく)があり、これを上顎と言います。
上顎の鎌状になった鋏角の先端は鋭く獲物に刺して毒を注入ます。
人の手を噛みちぎるほどの力はありませんが、毒を注入されると腫れたりヒリヒリしたりする事もあります。
まとめ
蜘蛛は目が沢山ありますが、良く見えない為に糸で網を張ったりし餌を取ります。
人が通った時など動かずにこっちを見ている様な感じがしますが、実際は見えていないと言われています。
人間の勝手な妄想でそう見えるのかも知れませんね。
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