世界には35000種類の蜘蛛が存在していると言われています。
その中でも日本で確認されている蜘蛛の数は、およそ1200種類。
体が手のひらほどある大きな蜘蛛からゴミの様な小さなクモまで、多種多様で毒を持っているクモもいます。
最近ではテレビなどで有名になった、毒を持ったクモの『セアカゴケグモ』の存在は人が生活する環境の中では脅威となります。
そんな危険なセアカゴケグモを見つけた時の対処方法や駆除方法など紹介します。
セアカゴケグモとは?
セアカゴケグモとはヒメグモ科に分類される毒を持った小型のクモの事です。
もともと日本には生息していなかった外来種で1995年に大阪で発見されてから、いくつからの地域でも発見される様になりました。
オスの体長は5mmくらいで褐色がかった地色に淡色の目立たない斑紋を持っています。
メスの様に胸腹部の背面に真っ赤な模様はありません。
メスはオスより大きく体長1cm前後で丸めの体にくすんだ黒い色をしていて、胸腹部の背面には真っ赤な菱形の斑紋があります。
また腹面には砂時計模様と呼ばれる模様があるので、オスとメスの区別がつきやすいです。
孵化から成体になるまでメスは100日くらいオスで80日くらいと言われ、寿命はメスは3年オスは半年程度とされています。
セアカゴケグモの名が世に知れ渡る理由となったのが『αーラトロトキシン』と言う毒を持っていて、噛まれると痛みを伴ったり嘔吐や発熱などの症状に見舞われると言われます。
この毒はメスが持っていると言われるので、背中に菱形の斑紋があるセアカゴケグモを見たら気を付けなければなりません。
対処や駆除方法
セアカゴケグモを見つけた時の対処や駆除の方法ですが、むやみに触ったりしてはいけません。
セアカゴケグモから襲ってくる事は無いので準備をしっかりしてからにしましょう。
噛んでも衣類などを突き破るほどの毒牙では無いと言われているので、なるべく露出の少ない格好で軍手などを用意しておきます。
周りに燃えやすい物が無いか確認して、バーナーなどで焼いてしまうか熱湯も効果があると言われています。
また、駆除した後にも巣を張ったら同じく駆除しておきましょう。
巣を張ったら棒などで巣を取り払って巣を作らせない様にします。
巣を張るとメスはフェロモンを出しオスを誘き寄せます。
繁殖してしまうと増えてしまうので巣を見つけたら取り払う様にしておくと被害も減ってきます。
もし、セアカゴケグモに噛まれてしまったらすぐに病院へ行き治療をしてもらう事を徹底しましょう。
まとめ
セアカゴケグモは有毒のクモですが、襲ってくる事は無いと言われています。
刺激を与え無い様にして見つけたら駆除業者などを呼ぶ方が安全に駆除が出来ますので、無理に自分で駆除しない事をオススメします。
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