歩いていて顔に蜘蛛の糸がからんだり、蜘蛛の巣にひっかかったりした方も多いのではないでしょうか。

なかなか取ることができず、不快になってしまいますが蜘蛛の巣は虫を捕らえてくれるので自然の虫取り器にもなっているのです。

不思議な力を持つ蜘蛛の糸と蜘蛛の巣について調べてみました。

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蜘蛛は巣を作るのが習性?

蜘蛛というと巣を張るもの、と思われがちですが中には蜘蛛の巣を張らない蜘蛛も多くいます。

その一つがハエトリグモという小型の蜘蛛です。

ハエトリグモはその名の通り、ピョンピョンとしたジャンプで動き、ハエを取ります。

その動きは素早く、飛ぶハエもキャッチできるほど。

したがって蜘蛛全てが巣を張り、獲物を捕らえる習性を持つものではないということです。

蜘蛛はなぜ巣を作るのか?

大きな理由としてはエサの捕縛でしょう。

ハエトリグモのように俊敏な動きができればいいですが、ジョロウグモのように大きなものとなるとなかなか難しいものがあります。

そんな時は粘着質の蜘蛛の糸を張り、巨大な蜘蛛の巣に虫から突っ込んできてもらった方が楽にエサの採集ができます。

また蜘蛛は産卵をする時に卵を蜘蛛の糸で守るものもいます。

蜘蛛の糸は細いように見えて実は弾力があって強力です。

その強度は鋼鉄の5倍あるとも言われています。

産卵した蜘蛛は大事な卵を鉄壁の守りで固めているということです。

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蜘蛛は自分の作った巣にひっかからない?

蜘蛛の巣の上で、蜘蛛が器用に自分の巣の上を渡り歩いている姿が見られることでしょう。

この時、蜘蛛はなぜ糸にひっかからないのかというとまだ研究がされてはいますが、縦糸と横糸で粘着質の有無があるからだと言われています。

蜘蛛は巣を作る際に糸を使い分け、縦糸は粘着がなく、横糸は粘着のあるもので作っているのです。

そのため縦糸の上を歩けば蜘蛛は糸にひっかかることなく、移動ができるとされています。

ただしこれには蜘蛛の種類によっても違いがあり、蜘蛛の糸の成分も違うので全ての蜘蛛に当てはまるということではないと言えます。

まとめ

蜘蛛の糸にはまだまだ未知数な部分が多く、研究が進めば環境にも優しく、強度のある紐ができるとされています。

虫が作り出すものが人間にとって有益なものになる日もいつか訪れることでしょう。

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