家の中に黒くて白い線が入った蜘蛛を見ることがありますが、人に害がある蜘蛛なのか?
そもそも蜘蛛は人に害を与えるものなのか?
クモに関しての疑問や不思議は尽きる事がありませんよね。
ゴキブリなどを捕食してくれるアシダカグモみたいに益虫でも大きさや、その姿などから不快に思う人も居れば気付かないサイズのクモも人家にはたくさん居ます。
そこで、今回は気付かないサイズのクモで黒い肌に白い線が入ったピョンピョン飛び回るクモについて調べてみました。
ピョンピョン飛び回るクモは何?
家グモの中でも良く見るクモと言えば、黒くて白い線がある小さい奴。
人間の指の爪ほどの大きさで家の中を縦横無尽に一生懸命ちょこちょこピョンピョンと走り回るこの蜘蛛は、実はとてもカッコイイ名前の持ち主のクモで『アダンソンハエトリ』と言う名前を持っています。
もし、小さいクモなら我慢が出来ると言う人なら是非、駆除せずにそっとしておく事をお勧めします。
アダンソンハエトリは小バエ程度の物なら瞬時に捕獲してしまうので、暖かくなり小バエが増える時期には凄く有難いクモです。
クモと言えば巣を張り餌を捕獲しますが、アダンソンハエトリは巣を張らず家の中を見回り捕まえられる害虫を探します。
見回りの途中で動くものを見つけたら興味を持って追いかけるので小さなゴキブリなども捕獲します。
小バエやゴキブリが増えてくる時期には大活躍をするアダンソンハエトリは常に糸を出していると言われています。
糸を出している事により滑ったり踏み外したりしても糸があれば落ちる事はなく、被害を最小限に抑えられるので安全も確保しながら動きます。
アダンソンハエトリ
このクモはハエトリグモの1種で日本の家屋で割と良く見られ、日本だけではなく世界的にも広く分布しているポピュラーなクモです。
オスとメスでは大きさや斑紋にしっかりとした差がありますので見分けも容易に出来ます。
アダンソンハエトリの習性としては明るい窓際で良く見られ徘徊性で家の中を歩き回り餌を取ります。
ハエトリグモは同じ害虫を捕食するアシダカグモより体が小さい為か、嫌われておらず見つけても駆除されにくい世渡り上手なクモです。
まとめ
最近、小バエが増えたとかゴキブリが増えたなどの理由があるなら、是非アダンソンハエトリを見つけてもそっとしといてあげると害虫を取ってくれますよ。
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