春になると通勤途中や山菜採りに山へ入った時などに良く見かける様になるササグモ。

皆さんの庭先に花壇があったりすると見られるのでは無いでしょうか?

良く見るけど実際に何て名前なのか分からない人が多いから、害があるクモなのかどうかも分からないと思います。

そこで今回はササグモについて、どんなクモなのか調べてみましたので紹介します。

蜘蛛 緑 赤

ササグモの特徴

ササグモは網を張らない徘徊性のクモで草木などで隠れながら飛んでくる虫などを捕食します。

ササグモは昼間に活動するクモで、日の当たる所に良く居ますが普段は葉の裏などに隠れていたりもします。

特徴としては全体的に緑の体に赤色のお腹で形はハエトリにも似ていますが、大きく違うのはササグモの足にはトゲの様な毛があり捕まえた虫を逃さない様になっていると言われています。

体長はオスが1cmに満たないくらいでメスは1cm前後と大きさに変わりがあまりなく昼間に活動する昼行性。

本州より下の方に分布しており、数も多く平地や山地の草の葉の上や低い木の葉など幅広く生息しています。

このクモを撮影したいと思えば比較的に簡単に撮影が出来ますが、刺激を与えたり驚かせたりするとピョンピョン飛び跳ねて逃げてしまいます。

俊敏性があるクモなので生きている虫などを捕食する為に発達していると思えます。

また体色には変異があり季節によって違う色の個体群が現れてきます。

体色の違うササグモを探すのも面白いかも知れません。

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ササグモのメリット

ササグモは小型の昆虫を捕らえる捕食者で、農業関係には益虫と言えるでしょう。

実際に昭和30年代にスギの植林で新芽を害するスギタマバエに対して、スギタマバエの成虫を良く捕食する事に注目し駆除に成功しているかこがあります。

網を張って待つクモより徘徊性のササグモの方が効果が高いと言われていますが活用までには至っておりません。

理由としてはササグモの大量繁殖や、大量に増えたササグモの管理が難しいからとされています。

もし、ササグモの大量繁殖や管理が行える環境があったら害虫駆除として使われているのでは無いでしょうか?

でも、大量にクモが居る所にはあまり近寄りたくは無いですよね。

メリットもあればデメリットも必ず出てきます。

個人でやっている所なら意外とうまく活用が出来るかも知れませんね。

まとめ

ササグモは草木がある所なら、幅広い環境の中で至る所で見つける事が出来ます。

季節によっては色の違うササグモの個体群も現れてきますので、撮影する人には楽しみも増えるでしょう。

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