蜘蛛の足の数って何本あり、どこから生えているのか知っていますか?
蜘蛛を捕まえて数えてみたことがある、なんて人は少ないのではないでしょうか。
という事で今回は、蜘蛛の足は10本あるのか、また、どこから生えているのかについてまとめました。
蜘蛛の足は何本?
蜘蛛の画像などで足の本数を数えてみると、10本生えているように見受けられます。
しかしこのうち2本は“触肢”といって、昆虫で言う“触覚”にあたる部分なのです。
元々はこの触肢も足の一部で、《脚》が変化してできたものなので《肢》という漢字を使っているのです。
では、蜘蛛の足はいったいどこから生えているのでしょうか?
蜘蛛の足はどこから生えている?
蜘蛛は、頭部と胸部が一体していて、その下に腹部があります。
小さな画像で確認すると頭胸部と腹部のどちらからも足が生えているように見えるのですが、大きい画像で確認したらわかる通り、腹部からは足は生えていないのです。
頭胸部から8本の足が生えていて、そのてっぺんに触肢が生えています。
蜘蛛は昆虫ではない
頭、胸、腹と3つに分かれていて足が6本あるものを昆虫と呼びますが、蜘蛛は8本あるので昆虫ではありません。
しかし、蜘蛛も足が6本のものもいます。
これは元々あった8本の足のうちなんらかの理由があって2本失ってしまったものなんです。
蜘蛛は脱皮を繰り返すことによって足がなくなっても元通りになるのですが、大きく成長した蜘蛛は脱皮をしなくなります。
なので、大人になってから足を失った蜘蛛はずっとそのまま、6本足の蜘蛛として生息しているのです。
ちなみに、蜘蛛は自分で張った巣を歩いてもくっつくことなく歩けていますよね。
これは、縦の糸と横の糸の粘着質の違いがあるんです。
8本の足でうまいことくっつきにくい縦の糸の上だけを渡っているからくっつかないんですよ!
まとめ
- 蜘蛛は10本生えているが、そのうちの2本は触肢で残りの8本が足
- 蜘蛛は頭部と胸部が合体した頭胸部と腹部があり、足は全て頭胸部から生えている
- 蜘蛛は縦の糸の上を上手に歩いて自分がくっついてしまわないようにしている
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