あまり生息数は本州よりは少ないですが、北海道にも当然蜘蛛は生息しています。
その北海道に赤い蜘蛛が生息しているということで、その正体を突き留めるために様々な情報を基にその正体を調べてみました。
複数種の赤い蜘蛛の一つ
赤い蜘蛛という種類ではいろんな蜘蛛が存在しますが、北海道で生息する赤い蜘蛛といえばアカオニグモです。
寒冷地に生息し、四国や九州にも生息記録はありますが、主として本州中部高地以北に分布し、北海道には多産しています。
またヨーロッパには近似の別種がいます。
腹部は丸く、赤い地に白っぽい大柄な斑点がならんでいるのが特徴です。
ちなみにアカオニグモは、とても希少なクモですので見かけてもそっとしておいて下さい。
毒蜘蛛
赤い蜘蛛と言えば、強烈な毒をもつセアカゴケグモでしょう。
これは基本暖かい地にいりことが多いですが、ここ最近北海道でも存在するという情報もあります。
もともとは外国のクモですが、輸入されてくる荷物と共に、日本にやってきたと推測されます。
小さな毒グモですが、バカにはできません。
実際にかまれて、亡くなってしまった人もいるほどです。
暗いところが大好きで、ベンチの下や自動販売機の取り出し口などには要注意です。
大きさは、メスが1センチメートルくらいで、オスは3~5ミリメートルくらいと、とても小さいです。
丸っこくて、つやつやの黒色で背中に赤い線があります。
ただし、子供のころは赤い部分がなくて、うすい黒色をしています。
普通の蜘蛛と同じで、巣をはって虫を捕まえて食べます。
日の当たらない、低い場所が好で、ベンチの下や道路のわきの溝の中、ガードレールの柱などは要注意です。
特に、大きなメスにかまれた場合、かまれた場所は、激痛が走りそのうち大きくは腫れてきます。
その後、汗がたくさん出てきて熱が出たりすることもあり、手当するのが遅くなると、皮膚が腐ってしまうこともありそうです。
まとめ
ちなみに、セアカゴケグモの毒には、血清(けっせい)という薬を注射するのが一番で、最近は日本の病院でもセアカゴケグモにかまれてしまった人のために、血清が用意してあるそうです。
とはいえ、かまれないように十分注意しましょう。
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