緑色のお腹をしている蜘蛛なんているの?蜘蛛って言うと茶色とかが多いのでは?と言う方もいらっしゃるでしょう。

確かに蜘蛛のイメージは茶色や黒っぽい色合いのものが多いのですが、日本に存在している1200種類の蜘蛛の中には緑色のお腹や全体が緑色と言う蜘蛛も存在しています。

お腹 緑色 蜘蛛

お腹が緑色の蜘蛛や全体が緑色の蜘蛛は毒蜘蛛なのか!?

どんな爬虫類や昆虫類でも色鮮やかな物には毒があるのでは!?と思ってしまいます。

確かに色鮮やかな物の中には、かなり強い毒を発する物もいるようですが、日本にいる緑色のお腹の蜘蛛や全体が緑色の蜘蛛には毒があるのでしょうか?

日本にいる蜘蛛は1200種類ほどいますが、そのほぼ100%と言っていいほど毒を持っています。

それなら全て毒蜘蛛で、咬まれたら大変と思ってしまいますよね。

でもその毒と言っても、人の命を奪うほどの毒は持ってはいません。

基本的には人を咬んでどうこうする毒ではなく、蜘蛛の毒は、対昆虫に対する毒と言った方がいいでしょう。

蜘蛛はエサを取る時に毒を放出して相手を動かさなくする為の毒です。

日本にいる緑色の蜘蛛も同じく色鮮やかではありますが、人に対して危害を加えるものではなく、その色は保護色に近い色と考えておいた方がいいでしょう。

蜘蛛の見た目はグロテスクと思う方も多いと思いますが、人間には被害を及ぼす蜘蛛は少なく、小さい物はダニなどをエサとしていたり、大きい物になればゴキブリやハエなどをエサとする物もいます。

本来は益虫にはいるのですが、見た目がグロテスクと言うだけで不快害虫と言う扱いを受けています。

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日本にいるお腹が緑色の蜘蛛や全体が緑色の蜘蛛の代表的なのは?

日本で良く見かける緑色の蜘蛛たちをいくつか紹介していきましょう。

アオオニクモ

体長 メス 9~12mm オス 5~6mm

腹部は青白く、青い紋が2個あるのが特徴です腹部以外は緑色をしています。

基本的には糸で丸めた葉の中にいる事が多いです。

サツマノミダマシ

体長 メス 8~11mm オス 7.5~9mm

オニグモ類の1種です。

お腹の部分が緑色をしているのが特徴です。

この蜘蛛は夜行性で、夜に網を張ってエサの捕食をします。

昼間は網をたたんで葉の上で休んでいます。

ワキグロサツマノミダマシ

体長 メス 8~10mm オス 7~8mm

サツマノミダマシとほぼ同じなのですが、脇が黒褐色のなっているのが特徴になります。

ワカバグモ

体長 メス 9~12mm オス 6~11mm

綺麗な黄緑色をしています。

後部の4本の足だけがほんのりピンク色になっており腹部は他の蜘蛛と違ってスマートになっているのが特徴です。

網を張るタイプの蜘蛛ではなく徘徊してエサを捕食します。

意外と身近なくもで都市部の公園でも見かけます。

ハナグモ

体長 メス 6~8mm オス 3~4mm

メスは全体が黄緑色をしていますが、秋口辺りから腹部に茶色の模様が浮き出てきます。

またオスはメスより緑が濃く足に黒の斑模様があるのが特徴になります。

エサを取る時は花に近づいてくる昆虫に抱きつく感じで捕食するのが特徴と言えるでしょう。

ウロコアシナガグモ

体長 メス 7~9mm オス 5~7mm

全体が黄緑色をしていて腹部に網目状の模様があります。

この蜘蛛は街中から山間部や渓谷までどこにでもいる蜘蛛で、環境適性が高い蜘蛛の様です。

円の網を張りますが、葉の上でエサを取る事もある様です。

まとめ

お腹が緑色の蜘蛛や全体が緑色の蜘蛛を紹介してきました。

代表的な蜘蛛を見る限り大体の蜘蛛が10mm以下と言う大きさのものばかりです。

会社の昼休みに近くの公園で葉っぱを良く見るとこれらの蜘蛛のうちいくつかを目にする機会があると思います。

昼の心の癒しに、これらの蜘蛛の動きを目で追ってみるのもいいかもしれませんよ。

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