たまに聞く話で北海道では出没する蜘蛛が違うというのを聞きます。
同じ日本なのにそんなに蜘蛛の種類が違うの?と思いながらも、違いや特徴も踏まえて蜘蛛が苦手な人のために対策法を調べてみました。
実はあまり違いはない
人家や人家付近に住む蜘蛛は6種類います。
アシダカグモ・アダンソンハエトリ・イエユウレイグモ・イエオニグモ・オオヒメグモ・ヒラタグモという名前の蜘蛛が存在します。
その中でも、北海道でよく見かける蜘蛛はオオヒメグモだと思われます。
体長は、雄は4~6ミリほどで雌は6~8ミリで家の中では1年中見ることができます。
オオヒメグモの雌の腹部は球形をしていて、丸く膨らんだお腹が特徴です。
人家の屋内に多く生息していることも特徴になっていますが、適応力が強く高層ビルにまで侵入して生息しているようです。
家に侵入する蜘蛛としては真っ先に先陣を切る種類になるようです。
オオヒメグモはコンクリートでできたトンネルの出入り口付近などでも良く見かけます。
野外ではよく似た他種が多くいるため、区別は難しくなってしまうクモになります。
体色に個体変異が多く、緑色型・褐色型・黒型などがいます。
このクモが作る巣は立体的な不規則な巣を作ることから「不規則網・かご網」などと呼ばれています。
このクモの巣の構造で大型の獲物を捕らえることができます。
クモの巣には卵嚢が数個ぶら下がっています。
1つの卵嚢の中には約350個の卵が入っているそうです。
卵嚢には低温耐性が無いので、寒い地域の寒い時期ですと卵が孵化することはありません。
低温により越冬に入る場合は幼体での越冬になります。
オオヒメグモは人家周辺で最も普通に見ることができる種類のクモになります。
対策法
対策法は、特別な裏技もなくベタに薬剤にかなり耐性のあるものもいるかと思います。
壁のヘリを移動することが多いので、ゴキブリホイホイなどを設置するか、天井ヘリにハエトリ紙を貼るか、凍結殺虫剤で地道に駆除するしかないと思います。
また、室内だけでなく屋外に産卵場になりそうなところがないかどうかも駆除業者さんにお聞きになられると良いかもしれませんね。
まとめ
対策などを書いたりもしましたが、実は蜘蛛は家に来る小さな虫や害虫を食べてくれたりする良い虫でもあるのです。
確かに見た目は良いわけではありませんが、頭ごなしに嫌って駆除を考えずに上手に付き合える方法を考えた方が賢明かもしれません。
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