蜘蛛と言えばよく見かけるのは黒や茶色の種類のものが多いです。
しかし世界にはおよそ3万5000種もの蜘蛛がいるのですから、中には白い蜘蛛や透明な蜘蛛だっています。
それらの蜘蛛を家の中で見かける事もあるでしょう。
では家で白い蜘蛛や透明な蜘蛛を見かけたとして、それは何という蜘蛛なのでしょうか?
調べてみました。
蜘蛛の幼虫
産まれて間もない頃の蜘蛛の幼虫は体が白や透明で、成長して脱皮を繰り返しながらよく見かける黒や茶色の蜘蛛になっていくのです。
もし家の中に大量の小さくて白や透明の蜘蛛が出現した場合は、それらは蜘蛛の幼虫である可能性が高いです。
そして残念ながら幼虫の状態では、何という種類の蜘蛛なのか判断することは難しいです。
ハエトリグモの仲間
家の中でぴょんぴょん飛び跳ねる白い蜘蛛を見かけた場合、それはハエトリグモの仲間である可能性が高いです。
ハエトリグモは世界におよそ4000種も生息していて、日本国内だけでもおよそ180種いると言われているので何というハエトリグモか特定するのは容易ではありません。
ただ、ハエトリグモはゴキブリの幼虫やコバエなどの害虫を捕食し駆除してくれる益虫なので、見かけても退治せずそのままにしておいた方が良いと言われています。
ユウレイグモ科
ユウレイグモの仲間は、白っぽい色が多く全体的にとても華奢で弱々しい感じを受けます。
名前も少し不気味な感じがします。
しかしながら、家の中や外に網を張りダニやコバエを捕食してくれる益虫です。
人間の生活圏内にいても、床下や物陰など人目に付かない所にいるので気付かないことも多いです。
ユウレイグモ科の中でも良く見かけるのは、人家に生息するイエユウレイグモです。
ユウレイグモの中では大柄で全体的に白っぽく、ハッキリとした模様の無い蜘蛛です。
白よりも透明っぽい色をしているのはシモングモで、こちらも屋内では普通に見られます。
一般のユウレイグモに比べて足が長く、腹部は丸みを帯びています。
シモングモも床下や物陰など人目に付かない場所にいるので気付かないことが多いかもしれません。
このシモングモも害虫を捕食して駆除してくれる益虫です。
まとめ
家の中で小さくて白っぽいような透明っぽいような蜘蛛が大量発生していた場合は、それらは蜘蛛の幼虫である可能性が高いです。
この時点では何蜘蛛か判断するのは難しいです。
白くて小さい蜘蛛がぴょんぴょん跳ねているのであれば、それはハエトリグモの仲間でしょう。
ハエトリグモは害虫を駆除してくれる益虫です。
ユウレイグモ科の蜘蛛も白っぽい色のものが多く、特に家の中でよく見られるのはイエユウレイグモやシモングモです。
これらの蜘蛛も害虫を駆除してくれる益虫です。
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