人は見た目の第一印象で好きか嫌いか分けてしまう生き物です。
映画のスパイダーマンは好きでもリアルなスパイダーは苦手と言う人が多く、見た目で決めてしまいます。
クモの体がカラフルだと毒を持っているとか、生体になっても小さいクモだから怖く無いなどありますが、見た目で決めて大丈夫でしょうか?
そこで益虫としても知られる大型のヒメグモ、オオヒメグモについて調べました。
オオヒメグモとは?
オオヒメグモとは灰色っぽいお腹で良く人家に見られるクモです。
日本のみならず世界中に分布しているヒメグモですが、名前にもある通りヒメグモの中でも大型のヒメグモです。
益虫として衛生害虫を駆除すると言われていますが、オオヒメグモの巣は不規則な網を張り見た目は立体的な巣を張ります。
衛生害虫を駆除してもらうのはありがたい事ですがオオヒメグモの巣を見ると、そちらの方が掃除したくなってしまいます。
また、巣には卵嚢(らんのう)を網に吊るします。
いくつも卵嚢が網に吊るされている巣を見たら、気持ちが良いものではありませんよね。
オオヒメグモはオスよりメスの方が体も大きく日本では全国的に見られるポピュラーなクモです。
大体は人工建造物に関わっているところに多く生息し部屋の角や外壁の下側、ベランダの裏側などに巣を作ります。
また寒さにも強く頻繁に産卵をする時期として、5月頃から8月頃までが多いですが10月くらいまで少なくはなりますが産卵をします。
オオヒメグモの子供
オオヒメグモの卵は不規則に作られた立体的な巣で、その中に卵嚢を吊るします。
この卵嚢1個から約350個の卵があると言われており普通から見たら数は多いですが、成体になる事がそれだけ難しいとも思われます。
卵嚢から産まれたオオヒメグモの子供は小さく白い姿をしておりますが、固まって巣にいるので見つけやすいと思います。
また寒さに対応しており成体や幼体は越冬が出来ますが、卵から孵っていない卵嚢の中の子達は越冬が出来ません。
ですからオオヒメグモは暖かくなる頃から産卵を始めて、秋になる頃には産卵が減っていきます。
まとめ
日本では割と普通に見られるオオヒメグモですが、このヒメグモの仲間にはセアカゴケグモも含まれています。
同じヒメグモ科に属していて姿も似ているので、むやみに触らない方が良いでしょう。
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