日本にはタランチュラが属するオオツチグモ科の蜘蛛はいません。
つまり、タランチュラは日本の自然環境下には生息していないことになります。
そこで、今回は日本でオオツチグモ科の生物が発見された場合について焦点を当てていきたいと思います。
オオツチグモの生息域と日本で見られる大型種の特徴
タランチュラと言われる種類の蜘蛛は、カンボジア、タイ、アメリカ大陸等幅広くに分布していますが、日本にはこの種類は生息していません。
タランチュラ程度の大きさの蜘蛛となると、沖縄に分布しているオオジョウログモなどが該当します。
体格的には体長が5センチ程度、足の長さが20センチ程度と、タランチュラのずんぐりむっくりな体型とはあまり共通点がありませんね。
日本でオオツチグモ科の生物が発見されたことはあるのですが、輸入木材や、飼育しているものが脱走したといったことで、もともと日本に住んでいた種類というのは確認されていません。
しかし、近隣の香港にはタランチュラが生息しているので、今後渡り鳥の体表に付着するなどして、小さい種類であれば発見されると予想されています。
タランチュラの特徴について
日本では鳥取りグモ等と呼ばれているときもあり、その体格から大きな生物を捕食する獰猛さを備えている種類もいます。
また、映画やテレビなどで猛毒の蜘蛛として取り扱われることもありますが、実際にはタランチュラの毒で命を落としたという報告はなく、血清も作られていません。
それほど害は少ない生き物となっています。
ですが毒が無いわけではなく、腹部に生えたとげなどは皮膚に刺さるとかゆみや炎症を引き起こすこともあるので気を付けましょう。
日本など、本来いないところには輸入品のバナナなどに卵を産み付ける者がいますので、そういった種が確認されることもあります。
また、飼育を目的として、ショップに輸入されているものもいます。
まとめ
映画などで一躍有名になったタランチュラですが、その実態はあまり知られていません。
実際には日本でよく思われているイメージと大きく異なり、独特の仕草から観賞用として人気を獲得しているものも多数存在していて、案外人間の生活に馴染んでいるものも多いのかもしれません。
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