タランチュラの目の数については色々と疑問がわいてくるかと思います。
6つだという人もいれば8つ、4つという人もいます。
実のところを言うと、どれも正解なのです。
ではなぜ同じタランチュラでも目の数が違うのか、今回はその違いに焦点を当てて記事を書いていきたいと思います。
目の数の違いについて
目の数はタランチュラによって違いますが、その違いには偶数ごとに違うという不思議な法則があります。
タランチュラを含めクモ全般でみると、最も多い目の数は8個の個体です。
しかし、なかには6個、4個、2個、0個(無眼)のものが存在します。
これらの種類は4万種類いると言われるクモの中ではごくわずかです。
目の大きさについて
タランチュラなどをよく見てみると、目の大きさがバラバラのものが数多く存在していることがわかります。
例えば中央の2つの目が大きく、側面と背面の合計6つの目が小さいといった組み合わせになっていたりします。
なぜこのように大きさが違うのか、それは住んでいる環境によると言われています。
目の数が多いクモほど視力がすぐれていますので、様々な方向のものを認識できるよう、この形になったと言われています。
目の役割について
私たち人間の見る景色と、タランチュラの見る景色は異なり、色や形で判断していないとされています。
タランチュラは明るいのか暗いのかの光情報のみを感知するのが一般的らしく、そうすることで情報処理のスピードを速めていると言われています。
クモの超感覚的な危機回避能力も、こういった神経構造の賜物と言えるのかもしれません。
もちろん、中には私たち人間の様に、色と形で物を判断している種類もいます。
役割の違いについては捕食方法によるらしく、巣を張らずに獲物を自ら取りに行くものは視覚がすぐれているものが多いです。
まとめ
こうしてタランチュラの目に関して調べてみると、興味深いところが出てきますね。
私たちのように視覚情報に頼らなくても獲物を捕らえ、危険を回避して生き延びている、そのたくましさには知的好奇心を刺激されるものがあるかもしれません。
クモの世界は奥深く、発見に満ちていると言えるでしょう。
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