タランチュラをこれから飼育する予定の人で注意してほしいのは、最近の研究で針を飛ばすことが明らかになったということです。
今回は、そんなタランチュラの針を飛ばす理由について記事を書いていきたいと思います。
被害例
タランチュラのチリアン・ローズ・タランチュラという種類を飼育している男性の角膜に非常に細い針が刺さっていることが明らかになりました。
男性は刺すような激しい痛みに襲われたらしく、病院に駆け込んだということが報告されています。
最初は針が刺さっていることがわからず、結膜炎用の薬で治療していたのですが、あまりにも治らないので検査をしたところ、針が刺さっていることが判明したらしいです。
男性の症状はステロイドの投薬で改善されましたが、半年を経過してもなお不快感を訴えていることもあり、中々に影響力の強い被害であると言えるでしょう。
針を飛ばされた男性は最後に、タランチュラと接するときは眼鏡を着用したほうが良いと締めくくっています。
針を飛ばす理由
自己防衛をするためのようです。
飼い主の方も振り向いたら間近にタランチュラがいたとのことなので、うっかり刺激してしまった可能性があります。
気性が荒かったり、警戒心が強い種類などは慣れていないとこういったことをする傾向が強いのかもしれませんね。
針や牙などで攻撃されると、人によって個人差はありますが患部の腫れ、発熱、下痢、嘔吐などを引き起こすそうです。
攻撃されてしまった場合は細い毛などが体のあちこちに触れることで広がってしまう場合がありますので、体になるべく触れず、大量の水などで洗い流し、患部を冷やすなどして毒の循環を遅くしましょう。
中にはハンドリングというタランチュラを掌に載せて遊ばせるという遊戯方法もありますが、そもそも素手で触れていい種類なのかを事前によく調べておくとよいでしょう。
まとめ
タランチュラの毒で亡くなったという例は報告されておらず、毒自体は命を奪うほどではありませんので、血清も作られていないそうです。
ですが人体には有毒であることは変わりませんので、飼育の際は十分に気を付けて接しましょう。
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