スパイダーとタランチュラ、両者は蜘蛛の仲間でありますが、違いについて浸透していることは少ないかと思われます。
今回はそんなスパイダーとタランチュラの違いについて、焦点を当てて記事を書いていきたいと思います。
分類について
生物学上の分類として、蜘蛛は節足動物という種類に分類されます。
ムカデやダンゴ虫なども同じ分類で、昆虫類とは厳密には違う種類となります。
正確な分類は節足動物門鋏角亜門クモ綱クモ目トタテグモ下目となります。
毒をもつものも中にはいて、一部の伝承の中には猛毒の蜘蛛として登場しています。
しかし実際にはそれほど毒性は強くなく、人間が命を落とすのは稀なことです。
タランチュラの種類について
タランチュラと一般的な蜘蛛との違いは、蜘蛛糸を使用した巣をつくらない種類が多いことです。
土蜘蛛の仲間であることから地中に穴を掘ったり、木の幹などに巣を構える者もいます。
多くのタランチュラの中でも代表的な2種を紹介したいと思います。
バードイーター
最も人気が高く、飼育用にも広く出回っているタランチュラです。
アメリカ大陸に生息しており、気性がおとなしいものが多いのが特徴。
名前の由来は鳥すら食べてしまう巨大な体格とされています。
実際にゴライアスバードなどが捕食されており、ネズミやカエル等、脊椎動物も食べています。
しかし、中には体調数センチの小型のものもおり、名前に似つかわしくない体格のものもいます。
ツリースパイダー
樹上生活をしているタランチュラを指します。
バードイーターと大きく異なる特徴としては足が長い種類が比較的多いことが挙げられます。
アンティルツリースパイダー、グーティーサファイアオーナメンタルといった美しい体色を持つものもいて人気は非常に高いです。
ただし、乱暴な性格なものが多く、初心者には飼育が難しいものが多いというのも事実です。
まとめ
タランチュラやスパイダーは不快なイメージを持つ人が多いと思いますが、美しい見た目のものも数多く存在し、根強い人気があります。
人間の家族の一員として迎え入れられているものもいるところを見ると、なかなか面白い一面を持っているものが多いのかもしれませんね。
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