道を歩いていたら何もないはずなのにふわっと顔に何かがつくような感触になったことがありませんか?
とくに夜道を歩いているときに多いのではないでしょうか。
何もない所で何かにあたった感じがするのは幽霊と接触したから…なんて言われていますが、実際はそんなオカルト的な話ではありません。
という事で今回は、何もないはずなのになぜ蜘蛛の糸に引っかかるのか、についてまとめました!
蜘蛛について
蜘蛛の糸は7種類あり、ベタっとくっつくのは横糸だけです。
蜘蛛のエサとなる昆虫は夜行性のものが多く、昼間に巣をつくっておいて夜になると巣の近くに戻ってきて待ち伏せます。
蜘蛛の巣の振動で獲物を捕らえたと認識し、一気に近づいてぐるぐる巻きにし、噛んで毒を注入し動けなくしてから捕食します。
これは人間でも同じことで、ちょっと驚かしてやろうと蜘蛛の巣に触れると近づいてきて噛まれてしまいます。
蜘蛛の毒は人間には害のないものがほとんどですが、セアカゴケグモなどの毒グモは外国で命を落とす例もあるので遊び半分でむやみに蜘蛛の巣に触らないようにしましょう。
蜘蛛の糸が顔にかかる
何もないはずのところで顔にかかった気がするのは、蜘蛛の糸が細くて見えにくいからです。
蜘蛛の糸は川を超えることもできるため、何もない広場のど真ん中だったとしても十分に引っかかることがあるのです。
また、移動するときや新しく巣をつくる時はお腹から糸を出し、風になびかせて何かにくっついた時に移動します。
風になびいている最中に引っかかるということもあるので、注意のしようがないんですよね。
ちなみに赤ちゃん蜘蛛は、糸を伝ってするのではなく、蜘蛛の糸の最後の部分にくっついて空を飛んで移動します。
なので、ベタっとする横糸だけに引っかかるわけではなく、最初に出る粘着性のない糸がふわっと顔にあたることもあるのです。
蜘蛛の糸が顔につくと嫌な気持ちになりますが、人間にとって害のあるものではないので安心してくださいね!
#カメラ遊び
蜘蛛の糸 pic.twitter.com/nGFOefbpvo— まーやん (@KITUNESOBA2) 2017年6月15日
まとめ
- 蜘蛛の糸で粘着性があるのは横糸だけ
- 蜘蛛の糸はたくさん伸びるので、広い所でも引っかかる時がある
- 移動するときなどは風に糸をなびかせて移動するので、その糸が引っかかることもある
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