小さい頃って友達と良く自転車で、どれだけ狭い所を通れるかとか両手を離して乗ったりとかしてましたよね?
そして狭い所を通れるか競っていたら1人くらいはクモの巣の餌食になる事がありませんでしたか?
あのクモの糸って地味に強力ですよね?
なかなか取れないしベタベタするし大変ですよね。
しかも巣があった場所を見ると、カラフルな大きなクモが端の方にいたりするし鳥肌が立ってしまいます。
そんなカラフルで大きなクモは何なのか?
調べてみました。
カラフルなクモの正体
全国で比較的、良く見るカラフルで大きなクモは『ジョロウグモ』と言います。
性的二形が大きくオスよりメスが大きいのが特徴なクモです。
オスは1cm前後に対してメスは3cm前後と3倍近く大きさが違います。
春頃にオスが6~7回、メスが7~8回ほどの脱皮を繰り返し成体になります。
秋になると成熟し繁殖行為を始めますが、この交接を成功させる為にはオスはタイミングを見なければなりません。
少しでもタイミングを間違えると、メスに食べられてしまうのでオスも必死です。
交接を成功させる為には、オスはメスの近くに居候しメスが最後の脱皮が終わった後か食事中の限られた時間のみになります。
またメスの周りにオスが数匹ほど居る事があります。
集まってきたオスの中で強いオスが初めにメスにアタックをしますが、そのオスが失敗してしまうと次のオスがアタックをかけていきます。
何故ジョロウグモと言うのか?
ジョロウグモの特徴としてはメスは全体的に黒地に黄色模様があり腹部には赤色、背中は薄い青色か黄色で脚の部分は黒と黄色の縞模様。
オスは全体的に褐色で脚は黒と褐色の縞模様と判別がしやすいです。
何故、ジョロウグモはジョロウグモと言うのか気になりませんか?
ジョロウグモは漢字で書くと女郎蜘蛛と書きます。
女郎とは遊女の事を言いますが何故、遊女なのか?
それは、簡単に言ってしまえばオスを手玉に取るメス蜘蛛なので女郎蜘蛛と言われる様になったと言われています。
オスは繁殖の為にメスに群がり命をかけます。
脱皮直後は成功率が高いですが、食事中もオスにとっては交接のタイミングです。
食事が終わる前に終わらせないと、オスは捕食されてしまうので命懸けでオスも挑みます。
この様にメスはオスを手玉に取るので遊女に例えられたと言われています。
まとめ
ジョロウグモは一般的には3cm前後の体長ですが、オオジョロウグモになるとさらに大きく手のひらサイズの個体もいます。
ジョロウグモは目が悪いので、網にかかり揺れる振動を感じると餌と思って寄ってきます。
オオジョロウグモくらいになると噛まれると、それなりに痛いので気を付けましょう。
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