毒を持つ蜘蛛は日本にも多くいます。
普通に民家にいる蜘蛛でも毒を持っているものですがその毒性は弱く、噛まれても命に関わることはほぼありません。
しかし一方で身近にいて命に関わるものもいます。
その多くは外来種で、海外との荷物の行き来でくっついてきてしまったとされているのです。
日本にいる蜘蛛は外来種が多い?
日本にも毒を持つ蜘蛛で外来種が多くいます。
その代表格とされているのがセアカゴケグモとクロゴケグモ、どちらもゴケグモの種類です。
噛まれると主人が命を落とすことになり、残された妻が「後家」になってしまうから、ということで「ゴケグモ」と呼ばれるようになったと言われています。
セアカゴケグモ
日本に生息する外来種毒蜘蛛では最もメジャーな種類です。
オーストラリアが原産ですが日本での生息域も多く、建物が立ち並ぶ都心でも確認されています。
黒い身体に背中に赤い砂時計のような模様があるのが特徴で、体長は約1cmと小柄です。
しかし小柄な体格の中には恐ろしく強い毒性を秘めています。
噛まれると腫れ、痛み、かゆみはもちろんですが、ひどくなると水ぶくれやただれ、全身への強烈な痛みとなることがあります。
怖いのがアレルギー反応であるアナフィラキシーショックです。
この反応を起こすと呼吸困難を招くこともあり、命に関わることもあるので噛まれたら注意をしなければなりません。
クロゴケグモ
この蜘蛛は世界三大蜘蛛の一つとも言われ、かなり強い毒性を持っています。
しかし注入される毒が少ないので免疫力の少ない子供や高齢者は危険ですが健康な大人なら噛まれても危険は少なく、意外にも命に関わる症例が少ないものとされています。
アメリカが原産でセアカゴケグモと同じような黒い身体に赤い模様を持っており、一見では見分けがつきにくいものです。
ただ背中の赤い模様はセアカゴケグモより小さいのが特徴なのでよく見れば見分けられるでしょう。
また蜘蛛はメスがオスより体格が良いのが特徴ですが、クロゴケグモは共寝後にオスがメスに食べられてしまうという悲しい習性も持っているのです。
まとめ
蜘蛛はもちろんのこと、外来種は日本への色々な被害をもたらすことが多いですね。
紹介したこの二種類の蜘蛛は身近にいることが多いと言われているので、草むらで遊ぶ際は注意をした方がいいでしょう。
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