春になり暖かくなると山菜を採りに行く人が増えてきますよね。
山へ入る人が増えてくる頃には、冬眠していた生物もだんだんと冬眠から覚めて顔を出してきます。
綺麗な生物や植物、獰猛な動物など冬を越した者達がぞくぞくと目を覚まし餌を求めて彷徨います。
中でも人の生活圏でお馴染みの『クモ』もあちこちで見かけるようになりますよね?
カラフルな色のクモを見つけると人は毒があるのでは?なんて考えてしまいがちですが、実際に赤や白の色をしたクモには毒があるのか?
今回はそんな疑問を調べました。
赤や白の蜘蛛には毒がある?
いつも家などで見るクモはどちらかと言ったら黒系のクモが多いですよね?
公園や登山などすると赤い色をしたクモや白い色をしたクモなど見かけますが、あのクモは毒があるのか?
結論を言ってしまえば、蜘蛛には多かれ少なかれ毒はあります。
ただ、それが人間に対して効果的な毒かと言えば全てではありません。
理由としては毒を送り出す牙が人の皮膚を通す事が出来ない、そもそも毒の量が少なすぎる、毒の成分が昆虫などの無脊椎動物に特化しているなどが挙げられます。
そして何よりも、クモは好んで人に攻撃をして来ない個体が多いから分からない物もあります。
クモの体の色で毒の有無を確認する事は難しいのです。
世界で人の命をも奪える毒を持ったクモは、ほんの一握りの0.1%くらいと言われています。
本当にヤバイ毒を持ったクモとは?
日本には外来種のゴケグモ類やコマチグモ類など毒を持ったクモがいます。
有名なところだとセアカゴケグモ、ハイイロゴケグモ、カバキコマチグモなどが居ますが、どれも命に関わる様な毒はありません。
ですが、世界には本当に危ないと言われるクモがいます。
そのクモはフォニュートリア・ドクシボグモと言ってバナナを好むクモとしてバナナグモとも言われています。
フォニュートリア・ドクシボグモの毒は0.01mgで体重20gのマウスの命を奪うほどの毒を持っていて、人間なら0.1mg程度でも致命的な毒と言われています。
南米に生息する大型の徘徊性の種類で、世界最強の毒を持つクモとして知られています。
まとめ
日本には人の命に関わるクモは今の所いないと言われていますが、セアカゴケグモなど外来種のクモも増えてきているので安心は出来ません。
フォニュートリア・ドクシボグモの様にたびたび人家に現れ積極的に攻撃をしてくるクモがもしかするといるかも知れませんので、むやみにクモには触らない様にしましょう。
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