春になると小さな蜘蛛がどこからかうじゃうじゃ出てきた…なんて経験ありませんか?
いったいこの蜘蛛はどこからやってきた蜘蛛なのでしょうか。
ということで、今回は蜘蛛の卵についてまとめました。
卵の成長
家に出るような蜘蛛は、9月頃に産卵を始めます。
3ヶ月から半年卵の中にいた蜘蛛は、春先の温かくなり始めたころから、遅くても梅雨の時期頃に孵化をし、巣立っていきます。
蜘蛛は四季を越す生き物と言われていて1年生きるものや、アシダカグモのように7年以上生きるものもいます。
蜘蛛の卵
蜘蛛は“卵胞”という、卵を包んでいる膜を産みます。
その卵胞の中には卵がたくさんあり、数10個、多いもので1000個も入っているのです。
小蜘蛛は卵胞の中で孵化をして、一度目の脱皮を終えてから出てきます。
卵胞から出てきた小蜘蛛は一気に散らばり、風が強い日に腹部から糸を出して飛んでいきます。
風のままに飛び、到着したところで巣をつくるのです。
小蜘蛛は、脱皮を何度も繰り返して成長します。
種類にもよりますが、平均1回から10回脱皮を繰り返すのです。
ただしタランチュラのように、生涯脱皮を繰り返すものもいます。
アシダカグモについて
アシダカグモはお腹に糸でグルグル巻きにした卵を抱えたまま冬を越し、小蜘蛛が無事に生まれるまで獲物を取って食べることをしません。
家の中でアシダカグモが卵を産むという事は、その家にはゴキブリが潜んでいる、ということになります。
アシダカグモの子供が孵化すると、何匹か残ってゴキブリを捕食してくれます。
ゴキブリが全滅し、他に食べられる獲物がないなと判断したら家から姿を消します。
アシダカグモを駆除してしまうと、動き出す春先にゴキブリがたくさん増えてしまう可能性があるので共存するのも一つの手ですね!
まとめ
- 蜘蛛は9月頃産卵し、春先から夏にかけて孵化をする
- 蜘蛛は卵胞というたくさんの卵を包んでいる膜を産み、卵胞の中で孵化をした子蜘蛛は一度脱皮をしてから外に出てくる
- アシダカグモは卵胞を糸で巻き付け、生まれるまでずっとお腹に抱えて過ごす
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