蜘蛛の卵と言うのは見たことがあると言う方は意外と少ないのではないでしょうか?

なかなか蜘蛛の産卵シーンと言うのは見る機会もほとんどないと思います。

また卵はどの様な所に産み落とされるのか?

持ち運ばれるのか?

などよくわからないですよね。

蜘蛛 卵 お腹 子供

蜘蛛が卵をお腹に抱えている事もあるのか?

蜘蛛は産卵する場所は蜘蛛の種類によっても違いがあります。

それに、蜘蛛は卵を産んでから糸を全体に撒いて卵嚢と言う物を作ります

その卵嚢は蜘蛛の種類によって様々な形を作り出します。

また柔らかい卵嚢の上から更に太い糸で頑丈に包み込む2重の卵嚢を作るタイプの蜘蛛もいます。

卵嚢を作った蜘蛛は樹皮に貼りつけたり、石の裏側に入り付けたりして放置するタイプの蜘蛛もいれば、自分が張った網の隅に卵嚢を吊るしておく蜘蛛もいます。

また巣穴に卵嚢を作るタイプもいます。

では、卵嚢をお腹に抱えて移動するタイプの蜘蛛はいるのでしょうか?

日本で確認されている卵嚢をお腹に抱えて移動するクモは

・ユウレイグモ

・ハシリグモ

・アシダカグモ

の3種類が存在しています。

ただ、この卵嚢は蜘蛛が咥えているだけの場合も多く、ちょっとした衝撃で卵嚢を落としてしまう事があります。

その場合には、再度咥え直す事がほぼなく、そのまま放置してしまう事が多いようです。

また一回の産卵で数十個~千個くらいの卵を産んで、卵嚢を作ると言う事になります。

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蜘蛛の卵はどのくらいで子供になるのでしょうか?

まず、蜘蛛が産卵する時期は、だいたい、秋の初め頃から産卵シーズンに入ります。

先ほども、紹介したように卵嚢を作り、冬を越えます。

卵から孵化する期間は、蜘蛛の種類によって違います。

蜘蛛の卵が孵化し始めるのが、春先から梅雨時が孵化シーズンと言う事になります。

産卵してから孵化するまで、3ヶ月~6ヶ月を要する事になります。

また、蜘蛛の幼生は卵嚢の中で、1回は必ず脱皮をしてから、卵嚢を破って外に出てきます。

卵嚢から出てきた蜘蛛の幼生はしばらくの間は、卵嚢の周りに固まっている習性があるようです。

蜘蛛の中でコオリグモの類は、一定の期間、親蜘蛛が子供を体にまとって移動していたり面倒をみると言った習性を持つタイプもいます。

その後、子供たちは単独行動に移っていきますが、このときに、糸を出して空を舞い飛んでいく事が多いです。

一か所に留まることで縄張り争いを起こす事がないようにと考えられます。

多くの蜘蛛の子供は1年間かけて成虫になると考えられます。

その時には数回以上の脱皮を繰り返します。

但し、数十~千匹産まれた子供のうち成虫になるのは10%いるかいないかの生存率と言う事になります。

かなり厳しい世界と言う事がわかると思います。

まとめ

蜘蛛の卵はお腹に抱えるタイプがいるのか?と卵からどれくらいで子供になるのかついて紹介してきました。

家の中で小さい蜘蛛を数匹見た場合には、家の天井裏や床下で孵化した可能性が高いです。

但し、蜘蛛は臆病な生きものですから、こちらからちょっかいを出さない限りは全く問題はありません。

それにアシダカグモは大きく成長しますが、ゴキブリやハエ等の衛生害虫を捕食する益虫でもあります。

見た目が悪いので不快害虫扱いされてしまいますが、確実に家の中の衛生害虫を減らしてくれます。

また人には害を及ぼさないので、見かけたらゴキブリ退治をお願いしてもいいかもしれませんね。

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