自切りをして再生する生き物と言えば、パッと思い浮かぶのがトカゲですよね。
しかし、実は蜘蛛も足が取れても再生するって知っていましたか?
一体どうやって再生するのでしょうか。
蜘蛛の足
蜘蛛は足が全部で8本生えています。
その他に触肢という、足が変化したものが2本ついているのですが、全部を使って歩くわけではなく、3本の足を動かした後に違う3本の足を踏み出して進んでいます。
蜘蛛の足は再生する
蜘蛛は、足が必要以上についているため、1本や2本失ったくらいではなんてことなく動きます。
実際、研究している蜘蛛のうち1本かけているものが半数を占めていました。
その研究の中でハエと蜘蛛を同じ箱に入れたところ、足が欠けている蜘蛛でも他の蜘蛛と同じように捕獲して食べることが出来ているのです。
自然界の中でも6本足の蜘蛛は多数存在していますが、これは元々はしっかり8本生えていた蜘蛛が何らかの理由で足がなくなってしまっただけなんです。
しかし、あまりにも6本足の蜘蛛が存在するため、蜘蛛イコール昆虫と勘違いしている方も多くみられますが、蜘蛛は昆虫ではなく、“節足動物門鋏角亜門クモ網クモ目”に分類されています。
どうやって再生する?
蜘蛛は足が取れても自力で再生することが出来ます。
しかしこれは幼体の時に限って、という方が正しいです。
蜘蛛は脱皮を2~3回繰り返すことで足が再生されます。
脱皮した皮を見てみると7本しかないのに、出てきた蜘蛛は8本足がある、ということです。
再生した足は、他の足よりも短いので気持ち悪がらずに観察してみると面白いですよ!
しかし成体になった蜘蛛は脱皮をしなくなるため、大人になってから足を失ってしまった場合は二度と生えてこないのです。
しかし例外もいます。
タランチュラは生涯脱皮を繰り返すので、大人になってから足が取れてしまったとしても再生することが可能です。
まとめ
- 蜘蛛の足は8本
- 足が取れてしまっても再生可能、6本や7本の状態でも問題なく動くことが出来る
- 脱皮を2~3回繰り返すことによって足が再生される
- 脱皮をするのは幼体のうちだけ(タランチュラは例外)
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