世界には命に関わる生物がたくさんいますね。
その一つ、世界最強の毒を持つと言われる蜘蛛「クロドクシボグモ」。
その毒の威力はギネスブックに掲載をされるほど強力なものと言われています。
幸いなことに日本には来てはいませんが一体どんな蜘蛛なのか、その正体を調べてみました。
世界最強の毒を持つクロドクシボグモとは?
大きさは5cm~8cmと日本の民家に出るアシダカグモに比べれば小さいと言えます。
しかし最強の毒を持つと言われ、噛まれれば確実に命の危険を及ぼすことになるでしょう。
体格は中型ですが毒を注入するキバは約1cmあり、巣を張らずに常に徘徊してキバの餌食となる獲物を探しています。
太い足と赤い口元、南米に生息しているのも特徴です。
どれぐらい最強の毒を持っている?噛まれた場合は?
世界最強と言われるだけはあり、その毒はほんのミリ単位の量で人間80人分の命を奪えるとも言われています。
神経性の猛毒なので噛まれた場合は激痛が走り、呼吸困難や全身麻痺、意識消失を招くこともあります。
しかしこの毒に対する血清は開発されているので噛まれてもすぐに処置を施せば大丈夫とも言われ、それほど命を落とす確率は高くありません。
だからといって安心はできないのが毒の回るスピードです。
およそ25分がタイムリミットとされているので、噛まれた場合はすぐに病院へ行く必要があるのです。
バナナに潜んでいる場合がある?
この蜘蛛の怖い所がバナナを好んでいるところです。
南米ブラジルに生息しているだけあり、好んで食しているバナナの中に潜んでいることがあるのです。
中には普通に市場で買ったバナナにクロドクシボグモの卵が付着しており、それが数日後に孵化。
蜘蛛の子供達は「蜘蛛の子を散らす」ということわざもあるように無数に四方八方に散っていってしまいます。
その蜘蛛に家を占拠されてしまったという話もあるので、南米を訪れた際はバナナを買う時にも注意をした方がいいでしょう。
まとめ
蜘蛛で怖いと言われるとタランチュラを連想する方も多いでしょうが、タランチュラは意外にも毒性は弱いとのこと。
血清が開発されているのが幸いですが、なければクロドクシボグモの神経毒は非常に怖いものになりますね。
南米を訪れた際は不用意に近付いたり、触れたりはしない方がいいでしょう。
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