タランチュラと言えば、映画などで毒蜘蛛として扱われている場面などもあり、一躍その存在が知れ渡りました。
しかし、実際にはその毒性についてはどうなのか?
食用として用いられているのかなど、日本では知られていないことの方が多いです。
なので今回は、そんなタランチュラの食用としての需要に関する内容を中心に記事を書いていきたいと思います。
食用としてのタランチュラ
タランチュラはカンボジア、タイ、アメリカ大陸とその分布地はとても広いです。
一部の地域では食用として用いられており、日常的に食べている地域もあります。
タランチュラは腹部の肉を生で食べるのが一番おいしいとされていますが、衛生上の都合もあり、揚げ物としての調理が一般的だそうです。
味は鶏肉のような味、魚のような味と表現されており、食べる部分によって、その味は違うことがうかがえます。
唐揚げなどは濃い目の味付けですが、素材そのものの味は淡白なようです。
値段もお手ごろで、頻繁に食べられているカンボジアなどでは日本円で約20円ほどで購入できると言われています。
日本に輸入されてくる、正規の検疫を通ってきたタランチュラの缶詰などは約2000円ほどになってしまいますが、衛生面は問題ないと考えてよろしいと思います。
タランチュラの毒性について
タランチュラの毒性についてですが毒のある個所は顔のキバの部分、腹部の毛の部分となっています。
個体によって腹部の毛の有無、毒性の強さは異なりますが、タランチュラの毒で命を落としたという報告は現在確認されていません。
それはタランチュラの毒が人間の命を奪うほど強くないからです。
そのため、血清も作る必要がないようです。
カンボジアやタイなどで養殖されているタランチュラなどは下処理の段階で毒を含む部分を取り除いている場合が多いのですが、素揚げもよく食べられているのも事実です。
毒の成分はタンパク質なので加熱により変性し、無害な成分に変わるので心配であれば加熱調理したものを食べましょう。
まとめ
タランチュラの毒があまり強くないのは意外でしたね。
日本には一部の人がペットとして飼育しているだけで、まだまだなじみは深くないのかもしれません。
これからもっと知られてくるようになれば、日本にもタランチュラブームがやってくるかもしれませんね。
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