タランチュラはある程度大きくなると、成長過程で生じた古い皮を脱ぎ捨てる脱皮を行います。
初めて見る人は一匹しか飼育していない虫かごの中に2匹いると思ってしまうかもしれません。
毛などもそのままついていますので本物と見まがうほどです。
今回はそんなタランチュラの脱皮した皮に関する内容を中心に書いていきたいと思います。
脱皮の兆候について
タランチュラが脱皮を始めるまで、ある程度兆候のようなものがあります。
分かりやすいものでいえば拒食、餌を食べなくなるといったことが観察できます。
種類にもよりますが、糸を多めにはくようになります。
こうなれば脱皮の準備が始まったと判断してよろしいでしょう。
これらの兆候が出るようになってから脱皮するまで、長いものだと3週間近くかかるものもいます。
病気と判断してしまうのも仕方ないかもしれませんね。
心配だと思いますがこれくらいの期間であれば問題ないので、心の準備をある程度しておきましょう。
抜け殻は本物そっくりなので、しっかりと保存しておけば成長過程を振り返る時、良い形の思い出となるので楽しみ方が広がるかもしれません。
抜け殻の保存方法について
脱皮したばかりの抜け殻は軟らかいものが多いので、完全に乾燥するまでは移し替えなど最低限の接触にするよう心掛けてください。
あまり乱雑に扱いますと型崩れを起こしてしまい、足が取れたり、皮が破けたりと、楽しみが半減すると思いますので気を付けましょう。
後は虫などに食べられないようにしっかりと風通しの良い、湿気の少ない場所に保存しておきましょう。
乾燥がひどいようでしたら、1日に2回ほど霧吹きで水を吹きかけるとつやなどが保てますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
最近食欲ないなと思ったら脱皮してた。#チャコジャイ #タランチュラ pic.twitter.com/ctFUNLYNGT
— Kyo (@chocolatte_lily) 2017年5月8日
まとめ
タランチュラの飼育数は日本でもそれほど多くなく、犬や猫のような頻度で見かけることはまずありません。
ですがその分発見も多く、新しい出会いに満ちていることは間違いないでしょう。
生体そっくりな抜け殻を残す生き物は珍しく、タランチュラの大きな魅力であるともいえます。
飼育を検討している方は、ぜひ彼らの魅力を余すところなく堪能していただきたいと思っています。
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