タランチュラの幼生、タランチュラベビーはカニのような見た目をしており、愛嬌があります。
そんなタランチュラベビーですが飼育方法によっては脱皮を促進させ、成長を早めることができます。
そこで今回は、タランチュラベビーの育成に関する内容を中心に記事を書いていきたいと思います。
タランチュラベビーの脱皮を促す方法について
脱皮のサイクルは、食事の与え方などで間隔を短くすることができます。
通常は1ヶ月以上かかるところを、1か月を切るスピードで脱皮前の動きを起こさせます。
その方法は、タランチュラベビーに通常よりも多くの餌を与え、常に満腹になるようにさせることです。
急激に栄養を与えることによって成長を促すこの方法は、パワーフィーディングと言われています。
こうすることで、脱皮の前兆である、拒食期が早く訪れるようになります。
また、次回の脱皮も早めることができますので、繁殖を目的としている方にはこの飼育方法がおすすめです。
一回の脱皮の成長幅について
タランチュラベビーは一回の脱皮で成長する幅が大きく、足の長さなどはよい時で1.5倍ほどの大きさになることがあります。
脱皮するときは糸を張るものであればシート状に作成し、その上で仰向けになるので観察してみるのも面白いでしょう。
脱皮の最中は乾燥している状態ですと、うまく殻が脱げずに関節がいびつになってしまったりしますので、湿度は十分に保ちましょう。
最初のほうが成長の幅が大きく、成体になるにつれてどんどん成長幅が少なくなってきます。
抜け殻は本物そっくりであるため、面白がって集める人もいます。
成長記録の代わりにもなりますので、興味があれば集めてみるのもよいでしょう。
抜け殻の保存方法はある程度乾いたら型崩れしにくくなるので、完全に乾燥したら日の当たらないところなどに保管しておくとよいでしょう。
乾きすぎて形が崩れたら、霧吹きなどで柔らかくして再形成が可能です。
まとめ
タランチュラベビーの脱皮や成長記録は、とても面白いものだと思います。
なじみが浅い分、新しい発見に満ちていると言えるのかもしれませんね。
必要なければ、ケージの衛生管理のため処分したほうがいいでしょう。
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